20代の人はもう知らないかもしれませんが、かつて石井紘基という民主党国会議員がいました。 彼は日本の財政のでたらめさを心から心配し、特別会計の闇を暴こうとしました。 そして彼は殺されました。 2002年10月のことです。 国会での下の発言をした後に殺されました。
日本の一般会計予算は約80兆円。 国会で審議されるのはこの部分。 しかし特別会計は約200兆円。 厚生年金、健康保険、国民年金などなど。 これらは歳入・歳出の仕組みが複雑で国会などで追及しづらいようにできている。 つまり利権の巣窟ということ。 暗殺者は右翼の伊藤白水という男で、裁判では殺人の動機を個人的恨みからと主張し、2005年に無期懲役が確定しました。 しかし4年後のつい最近、テレビの獄中インタビューで「本当は頼まれたから殺した」と告白しました。 石井紘基議員刺殺の真相 1/2 テレビ朝日「スーパーJチャンネル」 2009年2月11日放送 [video:http://www.youtube.com/watch?v=XZvKh4J9vig] 石井紘基議員刺殺の真相 2/2 [video:http://www.youtube.com/watch?v=Dz5FIXVXRvk] 大スクープです。 しかし民主党はこの問題を取り上げません。 警察も動きません。 これ自体はマスコミのお手柄ですが、しかしこれ以上は追求しません。 石井紘基は日本財政の危機を訴えて殺された人です。 その恩人が誰にもかえりみられることなく、忘れられようとしている。 日本の財政はいずれ必ず破綻することでしょう。
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