You are here

日本の空気を変えうるもの。そして日本のカルマ

また前回の続きです。
http://kayskayomura.com/node/102

太平洋戦争における政治判断に理性はほとんどありませんでした。
欧米との戦争を始めたのは日本の方です。
戦って勝てないことも分かっていました。
しかしそれでも戦争を始め、負けても軍は降伏せず、兵に特攻・玉砕を強要した。
新聞は積極的に家族の殺害と一億玉砕を宣伝した。
日本は理性よりも空気を重視し、理性で空気を変えることはできない国です。
原爆が落とされた時、米内海軍大臣は「天の助け」と言いました。

yonai.jpg

理性で空気を変えることが出来ない日本にとって、原爆のような圧倒的な暴力だけが空気を変える力を持ちえたのです。
今の原発推進の空気が、かつて日本が欧米に戦争を仕掛けた空気に匹敵するものであるとすれば、やはり圧倒的な暴力だけが原発推進の空気を変えると思います。
では今の原発推進の空気とかつての戦争推進の空気は同じレベルのものなのか、そうでないのか?
黒船が来て以来、日本の悲願は欧米と互角になることでした。
欧米との戦争もその延長線上にあります。
戦後は経済で欧米と互角になることが目標となり、原発の推進もその延長線上にあると思います。
原発には核兵器転用の目的もあり、むしろその目的の方が大きいでしょう。
原発推進の裏には脅迫や買収などの闇の部分があり、東電OL事件もその一つと噂されていますが、そういった裏の工作が実現できたのは軍事転用の目的があったからだと思います。

さて、このシリーズはとりあえず今回で終わらせたいので強引にまとめます。
かつて一億玉砕の空気をみずから変えようと考える人はいませんでした。
その空気を変えたのは原爆でした。
原発反対派が被害予想をネットで拡散することでは空気は変わらないと思います。
デモで空気を変えることも難しいでしょう。
特にデモが貧乏人の集まりのように思われるようなら逆効果だと思います。
もし福島原発が核爆発を起こせば、たぶん空気は変わると思います。
そしてその可能性はあります。

2号機で核分裂 一時臨界の可能性
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111102/dst11110221120024-n1.htm

ただし今は戦争中とは違いますから、理性への訴えかけがまったく不可能だとも思いません。
かなり困難な事業ではありますが、経済的な部分と軍事的な部分の両面から「欧米と互角になる必要はない」という空気を作れば、あるいは原発推進の流れは変わるかもしれません。
大江健三郎氏や村上春樹氏など、海外で著名な人物が反原発派であることは有利です。
こういった著名人が経済人や軍事学者と手を組めばあるいは変化があるかもしれません。

しかし日本はつくづく核に呪われた国だなあと思います。
カルマ的な観点から言えば、欧米の科学を利用してアジアを制覇しようとした日本が逆に欧米の科学に苦しめられているんだと思います。

ブログカテゴリ: 

コメント

太平洋戦争のときと同じような状態で生きてる人が多いと感じます。
つまり、そこに変なこだわりや意地があって素直に現実を見ようとせず子供じみた卑怯な手をつかって真実を隠そうとしたり、目先のことに捉われて将来末永い展望がきかない。ほんとに日本で暮らしていると何かと疲れます。

大村京佑さんのユーザアバター

東電が臨界があった可能性を発表したというのは大ニュースのはずなんですが、もはやマスコミを始めとして誰も反応していない感じがします。

お世話様です。
圧倒的暴力だけが現実の「空気」を変える事が出来るなんて
卑屈で寂しい考え方を本当にしているのですか?
確かに欧米の技術のキャッチアップをしてきた世代はリタイアし
時代は変わろうとしています。
今日本が福島原発の教訓から学ばなければ、いずれ韓国、中国の
原発事故により死の灰で日本列島が覆われる可能性もあります。
一歩ずつ丁寧に課題を解決していく以外に方法はありません。
原発批判など誰でもできる。デモで放射能汚染は解決しない。
何年も掛けて土地と水をきれいにしていく作業をアジア諸国は見て
日本人のあり方を知るだろうと思います。

Theme by Danetsoft and Danang Probo Sayekti inspired by Maksimer