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世界的にも貴重な民間被曝研究の阻止?小出助教の不可解な批判

京大の小出助教といえば、反原発のヒーローとして知られている人です。

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しかしその小出氏が、反原発運動をつぶしにかかっているとしか思えない行動を取りました。
全国でも数少ない貴重な民間の内部被曝検査サービスを批判したのです。
民間の検査サービスがなぜ貴重なのかといえば、内部被曝に関する政府機関、大学、病院などのデータは数字が操作されているからです。
民間のサービスはデータを操作する必要がありません。
そんな貴重なデータを持つ民間サービスを批判した小出氏の目的はいったい何なのか?
それが今回のテーマです。

まず内部被曝の検査について基本的な説明をします。
検査には2種類の方法があり、尿などを検査する方法と、ホールボディカウンター(WBC)という機械を使う方法があります。
尿検査の方が正確ですが、結果を受け取るまで時間がかかります(2週間)。
ホールボディカウンターは椅子に座って10分ほどで結果が出ます。
今回、小出氏が批判した民間サービスはウクライナが国家プロジェクトとして開発した「アンチドザ」というホールボディカウンターを使っています。

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次に数字の操作についてです。
政府機関などの検査では、検出限界(検出可能な最小値)を全身で300ベクレルに設定しています。
そして300ベクレル以下の数字はすべてゼロに修正してしまう。
(ドイツのWBCでは下限値が20ベクレル)
290ベクレルもゼロです。
内部被曝は体重1キロ当たり10~20ベクレルあたりから心臓に影響が出ますので、体重が10キロの子供に290ベクレルが検出されれば問題です。
しかしゼロとされます。
昨年、福島県内で三万人以上の体内セシウム量を測定した調査がありましたが、子供からのセシウム検出はゼロとされました。

福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果
発表者 早野龍五(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 教授)
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2013/13.html

特に子供(15歳以下)については、2012年5月以降の検出率は0.0%である(10237人が受診し、一人も検出されていない)。

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写真提供

これが数字の操作です。
こういった数字の操作を批判しているのが次の論文です。

大規模に進められるWBCによる内部被曝調査について
http://blog.acsir.org/?eid=22

目次
1. 公式記録からの被曝の実態切り捨て?
  ー測定の設定が実態に合わない高度汚染者を測定対象としていることー
1-1 本章の解明課題
1-2 現実の市民の内部被曝を測定対象とするのが本筋
    ―内部被曝実態の切り捨て目的か?ー
1-3 公表している検出限界値は誤りである
1-4 全方位が検出器で覆われていない場合の特殊問題
1-5 結果の処理方法
    ―まぎれもなく身体内から出ている検出限界値以下の放射線被曝は、切り捨ててよいか?
2.尿検査
3.着衣被爆の危険―内部被曝と同等―
4.測定できないことは被曝していないことではない

木下黄太氏は「福島は棄民されている」と言っています。

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/3938a34e905e1a4a4d9aeb47d591b405
そして、300Bq/body下限値のWBCのことも酷いです。ドイツのベルリン、放射線防護庁のWBC、機械下限値20Bq/bodyと比較すると、あなたたちは15倍も高い測定下限値で「大丈夫」と言われているだけです。はっきり言うと、棄民されています。

小出氏が批判した民間サービスは「NPO法人免疫療法を支援する会」というところです。
新納(にいろ)さんという人が運営しています。
東京の人形町の千本桜高原クリニック内で検査しています。
http://www.meneki-npo.org/
このサービスに対して小出氏は「いちゃもん・言いがかり」としか見えない批判をしました。

「2014年9月2日
人形町で行われているホールボディカウンタでの測定について
京都大学原子炉実験所  小出 裕章

表記の件について、私が知ったのは、2014年4月12日(土)、東京池袋の立教大学で日本生物地理学会のシンポジウムに出席した時だった。会場に、その測定を実施している関係者の方が来て、私にも声をかけてくださった。福島第一原子力発電所の事故によって東北地方、関東地方の広範な地域が放射性物質で汚染されており、その実態を把握し、被害者の被曝を少しでも減らしたいと私も思ってきた。たくさんの方々がそのために活動してくださってきたし、今でもしてくださっている。そうした活動の一環としてありがたい活動だと私は思った。
 
その1週間後、4月20日(日)には、代々木のオリンピックセンターで、日本旅行医学会の公開講座があり、それに出席した。その時、若い女性から声を掛けられ、食べ物には十分に注意を払ってきたのだが、人形町での測定で、三百数十ベクレルのセシウムが検出されたと聞かされた。私は椅子型ホールボディカウンタを知っていたし、その種の測定器でその程度のセシウムを検出することは大変困難だと思っていた。そのため、その時には、たぶん測定が間違っていると私は思うと答えた。それでは、人形町で測定を続けている方々に対して失礼になると思い、翌日、人形町で行っている測定についての問い合わせを行った。

6月の下旬になってようやく、使用しているウクライナ製ホールボディカウンタの性能表や、測定場所のバックグラウンドスペクトル、被験者のスペクトル、そして測定結果などが送られてきた。しかし、そのスペクトルを見た限り、少なくとも低レベルの被験者のスペクトルの場合には、400チャンネル付近に現れるはずのセシウム(Cs-137の662keV)のピークは存在しておらず、370チャンネル付近に大きなピークがあった。そのことでまたやり取りをし、測定器を提供しているウクライナの会社の代理店の人から、私が指摘した通り、「370チャンネルにピークがありますが、Cs-137のものではありません」さらに、そのピークはこれまた私が指摘した通り、「370チャンネル付近のピークは610keVのBi-214など、原発事故と密接な関係がない核種によるものです」という回答であった。そして、「セシウム137の位置をスペクトルの中で確認できるように、Cs-137は400チャンネルの位置にあります」と回答された。たしかにCs-137線源を用いた測定でのスペクトルには紛れもなく400チャンネル付近にCs-137の明瞭なピークがあるし、体内セシウム保有量の多い被験者のスペクトルには、370チャンネル付近の大きなピークの肩400チャンネル辺りに小さなふくらみが見えないわけでもない。代理店担当者の回答によれば、「Cs-137の数値は、400チャンネル周辺で計算され数値化されております。遮蔽係数、体重などから自動的に計算された数値が表示されております」とのことであった。被験者の体内に存在するCs-137を定量するためには、被験者の測定スペクトルからバックグラウンドスペクトルを減算しなければならず、問題は、この「自動的に計算された数値」にある。ところが、この減算の仕方については人形町の人たちは知らないとのことであるし、業者も教えてくれないのだという。

私は長い間科学に携わり、放射線測定も行ってきたが、計算方法も分からないで導き出された業者の解析結果を信用することなど、もともとしてはいけない。その旨も人形町の方に伝えた。彼らは、他のホールボディカウンタのどのメーカーも解析の詳細を教えないのだから、自分たちの所も、それでよく、自分たちはウクライナでの実績を信用しているとの立場であった。しかし、特に、今回の測定は生身の被験者が関わっていることで、自分で解析方法が分からないような結果を被験者に渡すこと自体が私から見れば論外である。自分で解析しないのであれば、せめて自分で納得できるまでとことん業者から説明を受けるべきだと思う。その上、人形町での測定結果は「体内量」が何ベクレルという値だけが表示される。放射線測定は統計現象を扱っており、必ずばらつきがあるので、測定値に標準偏差をつけることは必須である。残念ながら人形町での測定にはそれもない。被験者のスペクトルからバックグラウンドスペクトルの減算処理などすれば、仮に400チャンネル付近にピークが現れるとしてもばらつきが大きすぎて有意にならないはずだと私は思う。いったいどのように統計処理をしているのか、それこそが大切なことである。そのため、私は人形町の方からのご質問に答えて、もし測定値が誤っていないというのであれば、「これまでに得られたデータを責任のある人(測定器と解析プログラムを提供したウクライナの会社)に送り、バックグラウンドの減算などが正しく行われ、結果に自信があるかどうか聞いてください」と依頼しました。しかし、それへの回答は得られなかった。

私は人形町で測定を続けてきた人たちの意図をありがたく思っているし、彼らの足を引っ張りたくない。また、原子力推進派に対して圧倒的に弱い住民側の亀裂を深めることもしたくない。そのためには、人形町の方々自身から、これまでの測定について信頼性に欠けている旨の表明をすべきだと、私は彼らにたびたび伝えてきたが、残念ながら受け入れてもらえなかった。この文書を書かずに済むことを願っていたが、結果を聞かされて不安の中にいる方々がおり、私も複数の方からすでに問い合わせを受けた。不安の中にいる人をいつまでも放置することは正しくないと思うので、やむなく、私の見解をここに記す。」

細かい数字が並んでいますが要するに300ベクレル以下を検知できるのはおかしいと言っています。
そして「ウクライナのメーカーにプログラムを聞け」と要求していますが、機械のプログラムは企業秘密であり、機械を使っているだけの人が答えられないのは当然でしょう。
小出氏の言っていることはエクセルを使っている業者に、

「お宅の計算は間違っている。マイクロソフトに問い合わせてプログラムの中身を聞きなさい」

「エクセルのプログラムがどうなっているのか分からないなら、エクセルは使うべきでない」

と言っているようなものです
小出氏は自分の研究室の測定機械のプログラムをすべて把握しているのでしょうか?
小出氏は京大の助教授であり原子力の専門家です。
もしウクライナの測定機械に疑問があるなら、自分で京大の肩書きを使ってウクライナに質問すればいい。
ただ機械を使っているだけの素人民間サービスに文句を言うのは、大人が子供を殴りつけるような弱い者いじめです。
しかし、この「いちゃもん・弱いものいじめ」を「いちゃもん・弱いものいじめ」として認識できるのは、かなり知性の優れた人に限られます。
大衆がイメージで動く件については以前にも書きましたが、反原発のイメージの強い小出氏の批判を聞いたほとんどの人々は中身を吟味することなく、「小出さんが批判しているのか。それなら信用できないな」という判断をするでしょう。

橋下徹市長の論点すり替えイメージ戦略と斉加尚代記者バッシングに動いた大衆
http://kayskayomura.com/node/274

小出氏のこの批判を拡散しているのはFacebookフォロワー数第10位の内海聡医師です。

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Facebook 人気ユーザーランキング
http://social.userlocal.jp/facebook/user_ranking/

1位 安倍 晋三 政治家 445,202人
2位 Joichi Ito MIT Media Lab 258,239人
3位 日本 せいじ 255,164人
4位 関根 義光 Sekinet 代表取締役社長 201,728人
5位 渡辺直美 152,069人
6位 田村 淳 150,962人
7位 田実 博 シェアスマイルドットコム 創設者 127,783人
8位 はらいかわ てつや 心理学者 120,989人
9位 吉永 圭佑 1分で感動 代表 115,928人
10位 内海 聡 77,154人

内海医師が小出氏の批判を紹介したFacebookページはこちらです。

278人がシェア(自分のFacebookページで紹介)しており、さっそくバッシング的な意見が出てきました。

どうしてもっとこういう検査を扱うひととして謙虚になれないんでしょうかね。それだけで、わたしなどは信用できません。これだけある国々の正体が少なくない人々のなかで理解されつつあるのに、なぜウクライナだけが清く正しく間違いがないと言えるのでしょうか。右から左に流してるだけのひとがどれだけ自己の正当性、または責任を弁明できるのでしょうか。流しているだけでなく、そこで発生する利益を享受しているのに、なぜ失敗したときだけ、あるいは失敗するかもしれないときだけマイナスの部分を強調するのでしょうか。ビジネスをやっているならみんな死ぬ思いをするのは一緒です。弱みにつけこんだビジネスだとぱっと見、わたしなどは思います。それ以上の悪意がないことを願います。

新納(にいろ)さんのサービスは一般人から「人の弱みに付け込んだビジネス」と認識され、小出氏の「いちゃもん」は効を奏しつつあります。
さて、もともとこの一連の話を僕に教えてくれたのは、僕の知人で出版社を経営している河西さんという人です。
河西さんが今まで出版した本の中には陰謀論者には有名な民主党藤田幸久議員による911陰謀本が含まれています。

9.11テロ疑惑国会追及―オバマ米国は変われるか
http://clubhouse.shop-pro.jp/?pid=18539957

河西さんは新納(にいろ)さんを個人的に支援していて、今回のバッシングに危機感を持ち、内海医師に対して反論しました。
そのページがこちらです。

河西 保夫 9月26日 1:57
https://www.facebook.com/yasuo.kawanishi.3/posts/765406223526292

内海さんは有名人なので、京大の小出さんともども、影響力がありすぎです。これは放置すると、人形町の内部被曝自主検査はつぶれますね。なんのために3年間努力してきたのか?ニイロさん、先月も倒れて、昨年は心筋梗塞で胸を開いてまで借金して運営していたのに・・・。

●6月ころから、人形町のニイロさんが小出さんともめているのは知っていましたし、代理店やウクライナ側がちゃんと説明をしているのに、小出さんがマシーンの「解析プログラムまで公開しろ」といっており、当然それはウクライナ側のアンチドザ開発者の企業秘密になるので、マシーンの使用者にすぎないニイロさんには法的にも無理なので、ちょっと困った難題でした。そもそも、小出さんは何を根拠にウクライナ政府が開発した検査機の解析を否定しているのか? 彼の書簡を読む限り、論拠がなく「プログラム解析説明もできない素人は内部被爆検査には手を出すな」といってるようにしか読めませんでした。

これでは、「パソコンの仕様解説ができない者は、使用しないほうがいい」といっているレベルの難癖でしょうが、状況を知らない読者には、「そうか、小出さんがいうからには、人形町の検査はいい加減なんだ」としか聞こえません。

しかし、もとより彼が指摘するように、低被爆の内部被曝を正確に検出可能なマシーンは世界中どこにもないので、政府も福島で300ベクレル以下を、セシウムがでていても数値が信頼できないので、「99%不検出処置」としているわけです。

しかし、それこそが政府の「内部被曝は無し」策略であり、現状の問題点なのです。

私は、人形町をほぼひとりで運営しているニイロさんの支援者で、小さな出版会社を運営しているものです。経営にはタッチしていませんが、広報力のない人形町の検査促進のために優待券を配布したりして支援をしています。今はほぼ被験者によるクチコミ訪問ですが、2300名を突破しています。今回は、たまたま医師の内海さんの記事でこれを読み、とりあえず、事態を知らないニイロさん本人に代わって反論と状況解説を書く事にしました。(拡散してください)

●権威のある反原発の旗手と目される小出さんに批判されたとあっては、このマシーンでの解析運動はもう無理かもしれません。しかし、検査で出るセシウム137の数値は、同時にでてくるカリウムの4000ベクレル標準値(成人がもともと体内にもつ標準数量)と比較しても矛盾はなく、概ね正しいと思うし、小出さんがいう「バックグランドの減算措置」は当然してます。外部のガンマ線などの影響を受けるので、人形町で安定するまでマシーン提供側と気候にも影響を受ける毎日の精査校正をしています。

多分、小出さんはニイロさんとはディスコミ、誤解してるのでしょう。お互いに直接会って話せば、理解できるところなのに、やや一方的ですし、本も売れて有名人である内海さんのこういう拡散も、ニイロさんは知りません。私もついさっき、拡散半月後の9月25日に初めて、フェイスブックの書き込みで小出さんの書簡記事を知りました。ニイロさんは、SNSを活用する人でもないので、この拡散の意味=人形町への一方的なイメージダウンを知りません。

アンチドザ自体は、ウクライナ政府がチェルノブイリ事故後に改良を重ねた国家的検査機で、国内180箇所で25年以上も稼働しているものです。国内にあるもう一台は、今も二本松で行政側が使用しています。

●小出さんの批判だと、国家的守秘義務のあるウクライナ政府系機材の内部被曝の「解析プログラムを公表し理解し解説できないと、活用すべきではない」
ということですが、それならば、ご自身のように国立大学で何十年も放射能を扱うような専門家ではない、我々一般の科学に無知な市民は、なにもしないで、ただ政府や御用学者の、マスコミの「内部被曝はない」という見解を受け入れするしかないのでしょうか?

そもそも、小出さんがいうように、低被爆数値を正確に検出可能なマシーンはないのではないか、というのは、関係者共通の見方です。しかし、だからといって、低被爆がゼロではないのです。特に体重の軽い児童や乳児には、低被爆でもリスクは深刻です。

また、アンチドザのプログラムを知らない小出さんが、何を根拠に「こんな数字が計測できるはずがない」と批判してるのか。2000名が同様な数値であればまだしも、数値的にはバラつきがあります。「そもそも低被爆測定値は信用できない」という趣旨も理解できますが、誤差もふくめて、それを前提に検査をしないと、すべて政府の言う「不検出」として、「内部被曝はない」という結論になってしまいます。

ニイロさんは「300ベクレル以上のひとは、全体の10%程度だし、1000以下は無視していいと足切りしている行政からみれば、たいした数値でもないのに、小出さんが何に不信感を持たれているのか?さっぱりわからない」と言ってました。

お一人で人形町を運営しているニイロさんは専門技師ではなく、多忙で時間がなく、小出さんの質問にも正しく答える時間的余裕はなかったのかもしれません。そもそもウクライナ側からマシーンを個人貸与してもらい運用していたので、しばしば、レンタル料金が支払いできなくてマシーンは止められていましたし、解析プログラムは通信対応なので、彼にはあれ以上、契約的にも小出さんへの質問に答える余力はなかったと思えます。

●被験者には「数値には、かなりの誤差幅がありますよ」と事前説明をしているし、小出さんと違って給与も出ない、大学施設も使えない、公務員でもないので、条件の悪い中で借金してまで自主運営していたニイロさんの立場を、ネット拡散の過程で「業者」扱いで、人形町側の言い分も聞かないで、評価するのはフェアではなく不正確だと思いますし、本人には酷なことです・・・。

私見では、他の研究機関、病院や行政側が、データに信用性がないとして詳細な低被曝数値を足切りして「不検出」措置をするから、人形町のデータが必要以上に浮かび上がっただけではないでしょうか? 公開措置をすれば、その「数値評価」は別として、ほかでも「セシウム検出」という同様のデータはでているのではないでしょうか?

私は、日本の未来のためにも、こんな形で善意の市民運動を潰すべきではないと思います。みたところ、国内には人形町タイプの椅子側検査機は少数ですし、補助金などのひも付きなしの完全独立型運営は知りません。

価格も一般的に@9000ー2万円と比較して、@4000ー5000円で、10分間検査、その場で測定データを被験者に提供するサービスは希少かと思います。

●低被爆数値の評価を科学的に、解析側に求めるならば、小出さん自身が、ウクライナのアンチドザ開発者にプログラム解析の手法開示を直接依頼すればいいのであって、「信頼して委託運営」させてもらっているニイロさん側には、契約上のそもそも無理な話です。

国立大学に何十年もいて、税金で研究をしてきた放射能専門の公務研究者には可能でも、人形町のクリニックには東大医学部出身の80代の専門外医師しかいませんし、所詮メールのやりとりだけで、評価を策定するのは、あまりに乱暴な話だったように思えます。

あと、事情も知らずシェアして人形町批判をしてるひとも、じゃあ、自分たちで高価な機材を確保して、内部被曝検査をしてみたらいいと思いますよ。外部被曝より深刻な体内の放射性物質の有無を確認する方が、いまの日本の現状では、数値の厳密な有意性よりも優先度は高くないでしょうか?

人形町では、3年間で2000名の検査結果データを解析して、沖縄県の方も含め、人形町で検査した大半の人からセシウムがでていたエビデンス(特に、16歳以下の児童から体重キロ当たり10ベクレル以上が、被験者の26%からでていたリスク)を専門家に見てもらおうとしていました。果たして、そのデータは無価値だったのでしょうか?

チェルノブイリ以降のウクライナ政府の、20数年間の内部被曝検出技術は、無価値なのでしょうか?

そもそも、小出さんは、人形町のクリニックの現場に来たこともなく(山本議員ですら訪問体験しています)3年に及ぶ、2000名もの検査データ記録を分析もしていないのに、なぜたった一人の300ベクレル検出の被験者の声と代理店担当者とのやり取りだけで、人形町の活動を否定できるのでしょうか?

ましてや、ウクライナ機材側の解析プログラムを検証したわけでもないのに、延数千万人の内部被曝検査の実績のある、20数年にわたり改良を重ねてきたアンチドザを、科学的に否定できる根拠を聞きたいものです・・・。
(ちなみに、このアンチドザは、公立大学医学部への導入候補機材にもなっています)

●現在の問題は、政府と福島医療行政が、「300ベクレル以下は正確に測れないので、検出しても不検出とする」という政策的策略にあります。政府やマスコミが「内部被曝は99%ない」とした根拠は、小出さんの言う「検査の有意性」です。

京大の小出さんや内海さんをはじめとした放射能専門家や医師のご指摘は、もっともですし、ニイロさんからデータのマスコミ公表、出版の相談を受けたときに、私も同様のエビデンスの信頼性を確保しないとかえってマイナスになるとアドバイスしました。

しかし、今回のように、人形町の善意の活動を、解説なしに否定的に論評し、当事者の知らぬところで、拡散することは、日本の反原発市民運動を抑制することにもつながると思います。

人形町の運動は、行政や労組、生協、政党からの補助金があるわけでもなく、人的基盤もなくあまりにも脆弱です。こういうネットで、影響力のある有名人が論評するならば、人形町側の見解とウクライナ側の開発者の公式のステートメントを併記して行うべきでしょう。

さて、最後に今回の記事のテーマです。
小出氏はなぜ新納(にいろ)さんの民間被曝検査サービスの信用をおとしめようとするのか?
2年前まで、福島原発事故の被曝影響について、世界的に認められた研究論文はありませんでした。

実は、原発事故後2年が経過したにもかかわらず、事故の放射性物質拡散の影響が住民の被ばくにどの程度影響を与えているかについて国際的に認められる研究論文は日本からほとんど出ていない。
http://diamond.jp/articles/-/34646?page=2

おそらく現在でも数字が操作されていない生データに基づいた論文はないものと思われます。
しかし新納(にいろ)さんは民間ですから、大学などのように300ベクレル以下の数字はゼロなんて数字の操作はしません。
そしてそんな生のデータを数千人分持っています。
これだけのデータがあれば、信頼できる研究論文を作ることができます。
そしてその論文は、世界的にも貴重な論文になるでしょう。
世論を変える可能性もあります。
もしもその論文が国際世論を動かし、たとえば東京オリンピックが中止なんてことになったら、政府や建設会社の損害額は莫大です。
答えはそこにあると僕は考えています。
つい最近、報道ステーションの岩路真樹ディレクターが除染ビジネスの裏側を報道した後で死亡しました。
警察は自殺と発表していますが、僕は他殺と見ています。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3736.html
用心には越したことがないので言っておきますが、新納(にいろ)さんの検査データは複数の人が所持していますし、希望者には配布しています。
殺しても無駄ですので、どうぞ殺さないでください。

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