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20世紀少年・破壊者とメシア

映画 『20世紀少年』 はフィクションとしては面白かった。
トモダチというキーワードも注目された。

新約聖書ヨハネの黙示録に出てくる10本角の獣。
「獣には数字が書かれていた。知恵のある者は数字の意味を解くが良い。それは人間である」。
この数字6が3個を「救世主みろく菩薩」だと言う人達が日本にいる。
ただの語呂合わせと一蹴すればよいのだが、興味をそそられた。

みろく=弥勒はインドに実在したといわれる修行僧で、インドでの名前マイトーヤは
「友達・盟友・慈悲」という意味らしい。
最近のオカルト好きの中に「破壊者・魔王ルシファーと、仏教の救世主みろくは表裏一体の同一キャラ」とする解釈がある。20世紀少年のトモダチは救世主を装いながら破壊と粛清を繰り返した。
弥勒菩薩の語源が「友達」なら、20世紀少年のトモダチも弥勒菩薩(救世主)のつもりだったのか。
新しいことをしようとすると破壊も起きる。
「破壊と創造は表裏一体だよ」とほめかしているようである。

未来の仏として世界を救うとされる弥勒菩薩は、
ミロクと呼ばないで本来の名前マイトレーヤ(友達)で日本に紹介されていれば、
『6が3つでミロク菩薩』 と言い出す人は出なかったと思う。

黙示録でも、6が3個の数字を 『人間である』 と明言、人間が堕落して獣になる
可能性を示唆しても、魔王だの悪魔だのとは記述してない。
この数字が悪魔の意味に転じた事情を、キリスト教をよく知る側の立場から
解説して頂きたい。

フォーラム: 

PS; マイトレーヤの他にも、バラモンの盟約の神ミトラには「友達・契約」の意味があり、
西アジアのミトラ神は魔物を退治する光明神としとて知られる。ミロクという語はインドにも
西アジアにもない。ミロクという未来仏の名は、インドの発音を漢字に書き換えたことで
生まれた、日本だけの発音だと思う。

弥勒についてではありませんが「666」の意味でわかりやすかったものはこちら。
http://www2.biglobe.ne.jp/~remnant/shumatsu06b.htm
久保有政という人の著らしいです。

ちょっと投稿内容が気になったので勝手に続けます。

破壊者と救世主…破壊と創造は表裏一体。
「光があれば影ができる」と同義的なものと思っていますが、では、「世界(世・人)を救う」とはどういったこととお考えでしょう。

救うこと、破壊すること、それぞれ対象者があってはじめて成り立つ物言い。
当然ながら、立ち位置が異なれば救われるものが破壊され、破壊されるものが救われる。
創造と破壊、救済が同時に成り立つということは、予め対立もしくは相反する(立ち位置の)対象者を設定している。

つまるところ、宗教の終末論・救世主論とは片側からの物言いに過ぎないと私は思います。
キリスト教は対象者を絞っている顕著な例ではないでしょうか。
救世主や破壊者を匂わせて得をするのは…なんて。

破壊を全体の滅亡、救済をリセット後の魂の導きと考えれば少なくとも「平等」にはなりますね。
個人的には、悪魔だ魔王だよりも、インディアンの精霊思想の方に興味をそそられます。
日本の九十九神のような考え方は近しいんじゃないかなぁ。

横レス、失礼しました。
by.人間だもの666

私は「20世紀少年・破壊者とメシア」の投稿者である。
人間だもの666殿、助言とは真にかたじけない。謝意。
「20世紀少年・破壊者とメシア」というタイトルは便宜上の表現。広き層に解りやすいゆえに。

「救済も破壊も対象有ってのこと・立場次第で逆にもなる」という御意見は尤もで有ります。
過去の歴史を見るに、宗教的な対立・宗派同士の対立が民族同士の侵略・戦争の根幹になる事が多く、
なにゆえの宗教か教義かと日々疑問と苛立ちを覚えておったのです。

「6が3個でミロク菩薩とする解釈」 は比較的新しい時代に日本の新興宗教が提唱したものだと思う。
私の記憶の範囲で恐縮だが、仏教や神道の文献資料でも、古来の記録には「6が3個で~」らの記述は無かった様である。
悪役(破壊⇔救済)と善玉(救済⇔破壊)に分割するという二元論的な価値観・世界観は
古代の日本には無かったと思われる。私はそう思っている。何でもかんでも分割したがる
二元論の価値観は「勝てば官軍」ゆえに非常に危険であるし、資本主義・支配主義タイプの人間に
好都合だ。結局、「6が3個揃うとなぜ人間の意味」になるのかが私には不明なままだった。

何れにせよ、この手のネタで本を執筆し飯のタネにした人物は多く、神秘好きな女人層や若年層に
ロマンを供するのは良いとしても、本気で信じたり惑わされたり詐欺に利用されないことを願うばかりだ。

人間だもの殿に謝意。

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