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恋愛を否定する和の思想が未婚・オタクの原因です その1 日本の未婚率は世界でもトップクラス

結婚できない若者が増えています。
未婚とは一度も結婚の経験がないことですが、日本の未婚率は1975年から急速に上昇しており、かつ未婚率の上昇は世界的な傾向ではあるものの、日本のそれは世界でもトップクラスと考えられます。
未婚率の世界的な傾向についてはデータが充実していないので比較が難しいのですが、1990年の男性30代前半で比較した場合、アメリカで26.3%のところが日本では32.6%となっています。

mikonchart30-34.jpg

主要国の性,年齢階級別未婚率及び有配偶率:最新年次 (国立社会保障人口問題研究所)
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Relation/1_Future/3_marriage...

25-34才の日米男女未婚率比較
2000 2005 2006
日本 48.2% 53.2% データなし
アメリカ 34.5% データなし 41.4%

生涯未婚率とは、「50歳時」の未婚率のことですが、2010年の「厚生労働白書」は男性の生涯未婚率が20年後の2030年の時点で29.5%、つまり今現在30歳以下の男性の3人に一人は一生で一度も結婚しないことになると予想しています。
一度は結婚したけれど離婚した独身者を含めると、将来の日本は独身者ばかりになる可能性もあります。

この問題についてはネットの掲示板では盛んに議論されているものの、マスコミなどでの議論はあまり見かけません。
たまにNHKで特集される程度でしょうか。
そして特集されても深い議論には至らず、通常は「不況だから」で終わらせています。
結婚と景気の間に関連性はあると思います。
そもそも結婚という制度は人々が豊かになって財産を持つようになってから発達した制度です。
しかしもちろんそれがすべてではありません。
貧しいから結婚できないというのは、日本の若者たちがそう考えているからという話であるに過ぎず、貧しい国でも結婚をしている人たちはいます。
ではなぜ日本の若者たちは結婚と経済力を強く結び付けるのか?
なぜ日本の若者だけが世界的に見ても結婚をしようとしないのか?できないのか?
それを検証することがこのシリーズの目的です。
この問題は日本に特有のオタク文化にも関わっています。

つづく

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コメント

オタク文化に関わってるって全く根拠ないですよね
オタクだって結婚してたり彼女彼氏が居る人も多いですよ

少子化、日本以外でもおこってるし
不況とか女性の社会進出とかAVの普及とかいろいろな理由があると思いますよ?
少子化はここバブル崩壊以降の「失われた20年」などで破産する人や
ネカフェ難民やリーマン以降の、派遣切り等で若年層にも になる人が増えたからだろう 
何より、今は若者カネ無い

大村京佑さんのユーザアバター

コメントありがとうございます。

まず「オタクは単なるマニアではない」というのが僕の持論です。
そのあたりはこれから説明します。
あと、「カネがなくても結婚するのが本当の恋愛結婚だ」って話をするつもりです。
長いシリーズになると思うので、最後までお付き合いください。

無論付き合うつもりですが
カネがなくても結婚するのが本当の恋愛結婚なんてのは
現実的ではなく理想論だと思います
食ってかないと人間は死にます
カネや家がないと人間らしい生活すらできません

大村京佑さんのユーザアバター

貧乏な夫婦は世界中にいます。
理想論うんぬんではなく、経済基準がお見合い結婚、精神基準が恋愛結婚です。
できるできないはやる意思があるかないかです。

ステロタイプのオタク像としては当たらずとも遠からずなのかもしれないけど、未婚率の上昇をオタクに求めるのは無理がありますよ
所詮オタなんてマイノリティで、そんな全体に影響を与えるほどの勢力ではないし
逆にそんなに勢力があるんであれば都条例その他諸々の話、更に遡れば児童ポルノ法案に創作物を突っ込まれた後の選挙に於いて
もっと違った結果になってたはずだし。
自分の周りを見ても別にオタクでない人間も未婚多かったりしますし(これは俺が底辺だからなのかもしれませんが)

大村京佑さんのユーザアバター

いやいや、「オタクが増えたから未婚率が上昇した」ではなく、「問題の結果として未婚率が上昇してオタクも増えた」です。
だから未婚者の全てがオタクということはありません。
しかし人数は多いと思いますよ。
政治的な力にはなっていないのは、やはり団結力がないからでしょうね。

今日こちらに来たばかりの通りすがりですが、失礼します。
1~8回まで楽しく読ませていただきました。
「問題の結果として未婚率が上昇してオタクも増えた」、ちょっと分かります。
私には、母と密着し、素直で努力家なのですが外界となかなかうまく接触できず、オタク趣味の兄弟がいます。
彼の不幸は、「上流志向な母の性格」、「その母と生まれながらに相性が良かったこと」に端を発しているように思いました。

8回まで読んだ限りでは、この連載でいう未婚率という言葉、どちらかというと、(2ちゃん流に言う)童貞率に近いのかなと思います。
女性恐怖やロリ趣味はないけど、結婚制度は嫌いだ!っていう、結婚したい女性から見るとちょっと困る!?彼女持ち男性が身近に何人かいて・・・(笑)

続き楽しみにしてます。

大村京佑さんのユーザアバター

どうも感想ありがとうございます。

オタク趣味のご兄弟に関する分析は正しいですよ。
日本は歴史的に男女間の恋愛を否定して親子間の関係を重視してきました。
なので母親と密着している男性がオタクになるのは自然なのです。

今の男性は結婚を割りに合わないと考えています。
男女平等なのに、なんで自分だけ責任が重いのかと。
オタク論の後にもいろいろテーマがあるんですが、地震と原発事故が起きてからはつい後回しになっています。
しかし何とか合間に書きますので、また気軽に遊びに来てくださいね。

『ろりともだち』の記事から飛んできました。
20代未婚男性で彼女なしの絵にかいたようなヲタクです。

こちらは今も見られているのでしょうか?
見られているのなら、私の浅学でお手を煩わせ申し訳ないのですが、
教えていただきたいです。

「性の価値観が子孫繁栄に指向しない人たち」
(快楽的な性の追及や、ロリコンであれば自我を抑圧し、妄想や創作物を終いの伴侶とすること)と
「個体数が増えすぎて生殖能力が減衰する植物」
の違いはなんなんでしょうか?

ヒトは他の生物より思考が発達しているので、
人間の行動には何か理由があってほしいのですが、
繁栄が必要ない個体が生殖能力を失っていく。
そんなプリミティブな機能の一つをただ踏襲しているだけに感じてしまうのです。

大村京佑さんのユーザアバター

ようこそいらっしゃいました。
ガチオタクの人からのご質問は大歓迎です。

僕がこのオタク分析の中で言っていることは、
「恋愛は欧米の思想である」
です。
そしてそれによって何が言いたいかと言うと、
「日本人は和魂洋才が成立すると思っているが、そんなことはない。恋愛の和魂洋才の結果がオタクである。オタクにおいて結婚は成立していない」
ということです。
つまりこのオタク分析によって僕は和魂洋才の批判がしたいのです。
ですからそれを生物学の問題にされるのは僕の本意ではありません。

この恋愛論はもっと続きがあるのですが、ろりともだちの記事を書いたことで女性読者から反発を受け、書く意欲をなくしました。
あなたのようなガチオタクの人が支持してくれれば、また書く意欲も湧いてくるのですが。

>大村さん

さっそくのお返事、ありがとうございます。
学生時分の専攻が社会学だったもので、つい環境要件についても興味が湧いてしましました。
論点がずれていますよね、失礼いたしました。

冒頭『絵にかいたようなヲタク』と名乗りを上げさせていただきましたが。
有名私大卒。商社マン。休日はテニスやフットサルで汗を流し、バンドでギターを弾いている。
という私でもあるのです。
高校までずっと野球をしており、体育会系に所属しながら
当時、すでに漫画の蔵書が1,000冊を超していました。
これが稀なケースなのかは私自身のことなので判断し得ないですが、
自身をもってして、モテ系の中にあってもヲタクのマインドは両立する一例とを紹介したいです。
私のような存在をどう解釈されるかもお聴きしたいです。

本題の恋愛観の話です。
ヲタクは仲間を作らないという考え方には大賛成です。
正鵠をぶちぬかれていると思います。
たくさんのヲタク集団を見て来ましたし、所属してきましたが
集団(コミュニティ)と呼ぶのもおこがましいほど
それぞれがそれぞれの利益のため、
若者らしく「自己満のため」と書いておきましょうか、
結社(アソシエイト)しているといえますね。
ですので、男女で利害が一致して→既存の概念の「恋人」を使用している
ヲタクカップル(ヲタップルと呼ばれています)はたくさん見ます。
ヲタクは個人の利益を追求したがるので、恋愛という枠組みすら利用しているだけ。
だから恋愛体質になれない。
と、いう解釈はどうでしょうか?

余談ですが、私が結婚披露宴の司会をしたヲタップルは現在絶賛セックスレスだそうです。

大村京佑さんのユーザアバター

返信ありがとうございます。
僕の理論を補完してくださる内容には特に感謝します。

オタクとは何かについて大塚英志や岡田斗司夫などの本にざっと目を通しましたが納得できませんでした。
それなら自分で書いてみようと思ったのも、このシリーズを書き始めたきっかけです。
オタク評論家の人たちは知ってか知らずかオタクとマニアを混同させています。
自分自身がオタク(マニア)であるためだと思われますが、それは大きな間違いです。
オタクとマニアを混同させる限り、真のオタクは把握できません。
岡田斗司夫などは「オタクは死んだ」と言っていますが、混同しているから最終的に論理が破綻してしまうのです。

オタクはオタク、マニアはマニアです。
マンガが好きだからオタクということではありません。
マンガ好きはマンガマニアです。
では何が違うのか?
ポイントは2次元恋愛です。
マンガマニアがマンガのキャラクターと恋を始めたら、その時からマニアはオタクへと変身します。
あなたはマンガのキャラに恋をしていますか?
していなかったらあなたはオタクではありません。
していたらオタクです。
あなた自身が女性にモテるかモテないかは関係ありません。
女性からモテるけれども、生身の女性を好きになれないような人はいると思います。
その人はモテ系のオタクです。

オタクは自己愛者です。
自己愛だからマンガのキャラに恋をする。
自己愛だから仲間を作れない。
ただしこの自己愛という部分はオタクに限らず、日本人すべてに共通している部分です。
日本は世界一のセックスレス大国ですが、それがその証拠ですね。
オタク男女で利害が一致して→既存の概念の「恋人」を使用しているというあなたの指摘はまったく正しいと思います。

>あなたはマンガのキャラに恋をしていますか?

ですか。
非常に難しい質問ですが、答えはNoですね。

理由として、一つには『こんなやつ実際クラスにおったら友達にもならんわ』
という風に、つい現実に置き換えて考えてしまうからですね。

二つ目は架空の相手に対する恋愛も面倒というのがあります。
お察しの通り当方、自己愛者でございます。
その点で大村さん的ヲタクなのかな?とは思うものの
そもそも恋愛脳、精子脳ではないので
この子と何がしたいとか、
ナニがしたいとか、
なんていう欲求に結びつかないんですよね。
現実世界の女の子と一緒。可愛いと、素敵だと、思っても恋したりはしない。
と、いうより恋愛にならない。
この「2次元恋愛」はヲタクの要素にならないのではないでしょうか?

そもそも、ヲタクを定義するときはメディアポップカルチャーに傾倒している我々だけよりも
鉄ちゃんや、筋肉バカ、博徒などなど、自己愛が行き過ぎたがゆえに人類として退廃されておられる皆様(当然ほめ言葉です)も
ヲタクに含めてあげるような包括的な枠のほうが捉えやすいのではないでしょうか?

人生は賭けるけど恋愛ではなくていいわけですし。
このことを『伴侶としたも同然』と、捉えられなくもないですが
やはり分けて考えるべきかと。

大村京佑さんのユーザアバター

江戸時代までの日本は制限の多い不自由な国でしたが、逆に不自由ならではの自由がありました。
親が決めた結婚は不自由だけれども人と競争しなくていい。
失敗しても親のせい。
つまり昔の人は結婚において競争からの自由、無責任の自由を満喫できたわけです。
しかし今、世の中が自由になって日本の男たちは恋愛競争に直面した。
競争に勝っても責任ばかり負わされてメリットが見えない。
そこでオタクが増えているわけです。
僕はオタクを批判はしません。
今の日本では合理的な生き方ですからね。
僕が批判するのはフェミニズムの意味もわからずにフェミニストをきどっている人たち、人道主義者の顔をして実は弱い者いじめをするような偽善者たちです。
そういう人間が僕は一番嫌いです。

日本以外のすべての国は青少年の心に火をつけ燃やしていく教育を親も先生も社会もしています。日本だけが子供の心を冷やして管理しやすい人間にしていってます。そんなふうに育った若者が何かに興味を持って熱中するとオタクになります。これを変えるには学校の先生をアメリカ人やブラジル人にするしかないでしょう。

大村京佑さんのユーザアバター

欧米と日本では恋愛に対する考え方が根本的に違いますね。
子供時代から恋愛の準備をさせる欧米。
子供を恋愛から遠ざけようとする日本。
これはおそらく、子供に恋愛の味を覚えさせたら親の希望通りの相手と結婚してくれないという武家の発想にルーツがあると思います。

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