オタクはもはや社会の片隅の存在ではありません。
未婚率の上昇と歩調を合わせるようにメジャーな存在へと昇進し、オタクが支える文化は現代日本を象徴する文化にまで発展しました。
オタクの祭典であるコミック・マーケットは来場者数が50万人を超える世界最大規模の定期イベントとして36年目を迎えます。
日本語の「OTAKU」は「過労死」とともにオックスフォードの英語辞書に掲載されるようになり、オタクの聖地である秋葉原は国際的な観光名所になりました。
日本のアニメはハリウッドで次々と実写化され、アートの世界でもオタクをテーマに作品を創った村上隆だけが世界的に有名になっています。
そしてそんな世界のオタク・ブームを見て、政府もアニメを主要な輸出産業に位置付けようと動き始めました。
しかしオタクには負の側面もあります。
オタクの元祖である宮崎勤は4人の幼女を猟奇的に殺害し、宮崎以降は宮崎を越える幼女殺人者こそ登場しなかったものの、その代わりに幼児ポルノが盛んになり、日本は幼児ポルノの世界的な供給源として非難されています。
果たして政府はそういったオタクの負の側面まで理解した上でアニメを輸出したいと考えているのでしょうか?
児童ポルノの単純所持を禁止する法案に対してオタク層の若者が「とんでもない悪法だ」と強い拒否反応を示しています。
オタクを理解する僕から見ればこれは当然のことで、オタクたちは逃避と妄想を目的としてアニメを楽しんでいるのであって、決してビジネスを目的にアニメを楽しんでいるわけではない。
「アニメは輸出するからどんどん作れ。しかし幼児ポルノは厳しく罰する」などといった話はオタクを理解しない大人たちの勝手な都合であり、オタクの若者たちが受け入れるはずがないのです。
政府が本気でアニメを輸出したいなら、世界からのバッシングは覚悟の上で児童ポルノは黙認すべきです。
それができないなら輸出などあきらめたほうがいい。
とにかく、これらの問題に適正に対処するためにはまず社会がオタクを正しく理解するところから始めるべきですが、今のところオタクについては、その定義の部分からして誰もよくわかっていない。
『萌えの研究』を書いた大泉実成氏はこう言います。
Wikiでも「明確な定義はない」と言っています。
日本は今までオタクを理解しようとせず、オタク問題から目をそむけて来ました。
しかし児童ポルノ単純所持禁止など、多数の冤罪を生みかねない法律が登場しようとしています。
オタクの理解がもはや待ったなしの状況であることを大人たちは理解すべきです。
つづく
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コメント
負の側面があるのはオタクだけに限らずどんな作品のファンにも
負の側面があるのはオタクだけに限らずどんな作品のファンにも当てはまると思います
なぜオタクだけがとやかく言われるのか疑問です
ルーシーさん他三百人近くを強姦しバラバラにして殺した織原や
コンクリの主犯の神山譲。信平事件の池田大作やスーフリの岸本・和田みたいな奴らは
アニメマニアでもなんでもないんだか
幼児ポルノの世界的な供給源と言うのも誤解ですよ
日本は「児童ポルノ大国」ではない・・・イタリア児童保護団体、2009年版最新レポート
ttp://yourry.cocolog-nifty.com/renjakudo/2010/05/2009-35d2.html
幼児ポルノの定義を写真に限定すればたしかに日本は供給源では
幼児ポルノの定義を写真に限定すればたしかに日本は供給源ではないと思います。
しかしレイプ物のアニメやゲームは日本が供給源だと思いますよ
オタクの人たちが日々、人からどんなことを言われているのか知りません。
すみません。
もしかするとあなたは毎日のように身近な人から軽蔑の目で見られているのかもしれない。
ただ児童ポルノの単純所持が禁止されようとしている今、逃げ回っているだけでは問題解決にならないと思います。
ここらで正面から受け止めてみては?