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阪神大震災の教訓メモ

今日は阪神大震災から18年目の日です。
そろそろ首都圏でも地震がありそうなので、当時の教訓をメモしようと思います。

神戸で震災を経験した人から話を聞いたのですが、その人が住む地域は地盤が固いので自宅は助かったものの、自宅から徒歩15分のエリアは地盤がゆるくて壊滅状態だったそうです。
徒歩15分と言えば約1キロメートル。
たった1キロメートルで地盤と言うものは変わってしまうのですね。
自分が住んでいる地域の地盤はネットで調べることができます。

インターネットで住宅地盤情報(ジオダス)
http://www.jiban.co.jp/geodas/

内閣府作成 地震のゆれやすさ全国マップ
http://www.bousai.go.jp/oshirase/h17/yureyasusa/index.html

jibanzenkoku.jpg

上の写真はオレンジがゆるい地盤、青が固い地盤ですが、東京の下町、名古屋、大阪など、地盤がゆるい場所ほど人口が密集しています。
こういったゆるい地盤で地震が起きるとどうなるか?
木造の家は倒れ、そして火事が発生しますね。
阪神大震災では倒れた家の中に人が閉じ込められ、助けを求めているにも関わらず救助ができず、火が回って焼け死んだというケースがあったようです。

震災のとき、被害の大きかった長田区や兵庫区、東灘区では、その「地獄絵」を見た人は多い。突然の地震によって倒壊した家屋に生き埋めとなった人のなかには、外の人と会話ができた人も多かった。「もう少しで助けが来る」「今、人を呼んだからがんばれ」。手を触れあうことができるくらいの状況の人もいた。しかし、そこに非情の炎が迫ってくる。取り乱すがれきの中の人たち。「ありがとう」「早よ逃げ」と最後に言葉を残していった人たち。そうした話は、震災後の街のいたる所で聞かれ、語られた。


「防災の決め手災害エスノグラフィー 阪神淡路大震災秘められた証言」NHK出版

こういった現場で消防隊員は目の前の人を助けるか、それとも消火に専念するかで迷ったようです。
大局的には火を消すことの方が大事でしょう。
生き埋めの人は放っておいてもすぐには死なない。
しかし火が出たら生き埋めの人はみんな死ぬ。
火は初期消火が大事。
とはいっても、大きな火が迫っている状況で目の前の人を見捨てることはなかなかできません。
「待て、逃げるのか!」と怒鳴られた消防隊員もいたようです。

住民にしてみると、火を消すよりも、その火が来る前に生き埋めになっている人を助けてほしいという気持ちが勝っていた。救出を求める多くの声に、田中さんは心身ともに引きさかれた。「そのときにはもう何度も逃げたいなと思いましたね。消防の服を、もう脱ぎ捨てて逃げ出したいと・・」

「災害エスノグラフィー」

非常時においては消防隊員は消火に専念させるべきですね。
救助は民間人がやればよい。
下町に住む木造家屋の住民は車のジャッキ、バール、のこぎりなどを常備すべきです。

火事が収まったら次は避難生活ですが、誰もが避難所に入れるとは限りません。

http://homepage1.nifty.com/zpe60314/saigai12.htm

阪神大震災でも、応急の避難所となった学校などに収容できたのは、被災者の12%でしかありません。残りの88%の人たちは、電気・水道・ガス・電話が途絶えた自分の家で暮らさなければなりませんでした。マイカーや公園、グラウンドで不安な夜を過ごした人もいます。
どこの市町村でも収容能力はせいぜい10~15%でしかありません。従って、自分の家をシェルターにしなければ路頭に迷うことになるのです。そして、備蓄しておいた水、食糧で生きのびる事を考えなければなりません。

本を読んだ記憶ですが、避難所は花見の場所取りと同じで先に入ってスペースを確保した者がそこに住む権利を得たようです。
早い者勝ち。
援助物資はまず避難所に来ますから、避難所にスペースを確保した人としなかった人の差は大きいかもしれません。
満員の避難所に入ろうとした人が怒鳴られて追い返され、怒りを感じたことが書かれていました。
東京は人が多いので避難所の占有権は問題になるかもしれません。

女性はレイプも心配です。
311震災でレイプの話は聞きませんでしたが、神戸ではレイプ事件が多かったようです。

http://www.ahni.co.jp/kitazawa/sei/kitazawaseikyouiku12.htm

・ボランティアの女子学生が突然、リュックサックをつかまれ、半壊の建物のガレキの中へ引きずりこまれレイプされる。

・お風呂ツアー──ワゴン車を用意し、お風呂に入りたいボランティアの女子学生たちを誘って、解体現場に連れ込み輪姦。

被災地におけるレイプの多さ、少なさは地域の顔なじみの多さ、少なさに関係しているのではないでしょうか。
よそ者ほどレイプしやすい。
東京は他人の集合体で、しかも人口は神戸の10倍です。
電気が止まり、闇一色になった東京ではレイプが多発するかもしれません。
ではどのくらいの期間でライフラインは復旧するのか?

http://www.ads-network.co.jp/zatugaku/saigai-03.htm
神戸市のライフライン復旧状況(阪神淡路大震災時)
電気   :  7日間
・電話   : 15日間
・水道   : 91日間
・ガス   : 85日間
・下水道  :135日間
・ゴミ処理場: 35日間   

電気は1週間で復旧しましたが下水道は4ヶ月以上もかかっています。
大都市で4ヶ月間トイレが使えない状況を想像してください。
神戸の公衆トイレはウンコの上にウンコが積もり、床が見えない状態だったそうですが、最後の方に使った人はどうやって用を足したのでしょうか?
長靴を履いてトイレに入り、立ってしたのでしょうか?
女性にはつらい状況ですね。
女性がトイレを探しに外に出てレイプされた例もあったらしいですから、東京の女性は今からトイレの用意をしておくのが賢明です。

http://www.lunchsoon.org/log/2004/11/15.html
阪神淡路大震災の時に何が役に立ったかというアンケート結果を読んだことがありますが、多くの人がバケツとゴミを入れるビニール袋と回答していました。何に使ったまでは書いてはなかったけれど、おそらく簡易トイレとして用いたものだと思います。

被災対策/トイレ
http://eq2.maido3.com/pukiwiki.php?cmd=read&page=%C8%EF%BA%D2%C2%D0%BA%F...
* トイレが使えないときは家庭用のゴミ入れにスーパーマーケットの袋を入れて袋の底に新聞紙を入れてその中にする
* 水が無ければ土や砂や葉っぱで代用。1日一回は始末する。
* 大きく深い穴を掘りその上に梁を渡して板を張りって数個分の応急トイレ。消毒にはライン用の石灰を穴に投げ込む。
* ポリバケツに5分の一水を張り、尻を乗せる。水面下に沈むので室内の何処でも匂わずに排便。バケツを直ぐに3回濯げば清潔。雨水など採っておこう。
* その都度、軽く掘った穴に捨て、かぶせた土でかき混ぜる。直ぐに土に戻る。だからティッシュは分けて燃やす。(火を使う時は、十分注意)
* オマル、ポータブル便器などは直ぐ売り切れになるし、捨てる時見え見え。だがあれば病人老人は助かる。
* トイレの匂いは、塩素系のもの(キッチンハイターやカビキラーなどで良し)を捨てる袋に数回スプレーしておくとアンモニア臭が発生しにくくなります。
* 大の方は乾燥させてしまった方が臭わないので、新聞紙などでくるんだ方が良いかと思います。
* マンホールの蓋を開け、2本の板を敷いてまわりに囲いをしてトイレとする。簡易トイレより衛生的

hanshinsonae.jpg

「阪神淡路大震災で役に立った防災グッズベスト20」
  1位 懐中電灯
  2位 乾パン・クラッカー・缶詰・レトルト食品
  3位 包装用ラップ
  4位 ビニール袋
  5位 携帯ラジオ
  6位 トイレットペーパー
  7位 電池の予備
  8位 ウェットティッシュ
  9位 軍手・皮手袋
  10位 現金
  11位 使い捨てカイロ
  12位 カセットコンロ
  13位 下着
  14位 くすり
  15位 紙コップ
  16位 飲料水
  17位 アルミ箔
  18位 紙皿
  19位 生理用品
  20位 帽子

「地震からわが子を守る防災の本」より

以上、簡単ですがメモしました。


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コメント

簡便にまとめてあって、参考になります。ありがとうございます。
バカな暇人なので、しつこく、感想書いちゃいました~。

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