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大人の現実逃避で子どもが死ぬ社会。特攻隊、福島、原爆、そして日本のカルマ

福島原発事故から2年と3ヶ月が経過し、とうとう福島の子ども12人が甲状腺がんになってしまったとのニュースです。

甲状腺がん「確定」12人に 福島18歳以下、疑いは15人 2013/06/05
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013060401002544.html

福島県の「県民健康管理調査」の検討委員会が5日、福島市で開かれ、甲状腺がんと診断が「確定」した人は前回2月から9人増え12人に、「がんの疑い」は15人になったとの結果が報告された。

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子どもが甲状腺がんになる確率は100万人に1~2人。
検査した子どもの数は4万0764人。
100万人に1人の確率を4万人に当てはめれば、この検査でがんが発見される確率は25分の1のはずです。
それが12人も発見された。
つまり、福島では通常の250倍くらいの確率で子どもががんになっているわけです。

「福島の子ども、12人甲状腺がん」の謎 2013年06月09日
がん発見率は定説の85~170倍、なのに原発事故と無関係?
http://toyokeizai.net/articles/-/14243

これは世の中が大騒ぎして良い数字だと思うんですが、新聞もテレビもいたって平静です。
このニュースが大きく取り上げられた様子がなく、日本中が見えているのに見えないふりをする、まさに「王様は裸だ」状態の感じがします。
僕は原発事故の半年後に日本の「空気」について記事を書きました。
http://kayskayomura.com/node/98
その際、結論の部分をはしょって書いたので、今回は続きを書こうと思います。

先日、広島県の呉のバーで30代の男女4人と会話していました。
僕以外はすべて地元の人です。
その際、広島原爆慰霊碑には今でもペンキが投げつけられると言う話になりました。
つい最近もやられていたようです。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20120924...

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ペンキが投げつけられる理由は慰霊碑の文章です。

「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」

原爆を落としたのはアメリカなのに、どうして日本人が謝罪しなければならない?と言う理屈です。
慰霊碑の文章には主語がありません。
誰が過ちを犯したのか判然としない。
アメリカが過ちを犯したのか?
日本が過ちを犯したのか?
バーにいた地元30代の意見は、「どちらかと言えばあの文章はおかしい」でした。
そこで僕は言いました。

「あの文章は正しいと思う。なぜなら日本はミッドウェイの段階で戦争に負けていたから。それなのに呉の海軍は負けていることを隠してずるずると戦争を続けて、それで広島に原爆が落とされた」

地元の4人は黙っていました。
日本語には主語がありません。
主語がないのは自分が無いから。
自分が無いから責任感もない。
だから日本人は無責任。
優柔不断。
現実逃避。
そんな日本人の民族性が原爆につながったと僕は考えます。
ここで「ドイツはベルリン陥落まで戦ったじゃないか。日本が優柔不断ならドイツだって優柔不断だ」という意見が出るかもしれません。
それに対して僕はこう言います。
ならば日本は全力で戦ったのか?

太平洋戦争では4回の決戦がありました。
真珠湾、ミッドウェイ、マリアナ沖、レイテ。
マリアナ沖の決戦で採用された戦法は「アウトレンジ戦法」と言って、敵の弾が届かない遠くから飛行機を飛ばして飛行機に戦ってもらうという戦い方でした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%8A%E6%B2%...
機動部隊を率いる小沢治三郎中将は、日本海軍の艦載機の特徴である航続距離の長さを活かし、アメリカ軍艦載機の作戦圏外から攻撃部隊を送り出すアウトレンジ戦法を実行した。しかしレーダーに誘導された戦闘機による迎撃によりそのほとんどが米機動部隊に近づく前に撃墜され、またVTヒューズを 使用した(使用率20%)対空弾幕の増強により、わずかに残った日本の攻撃隊は次々と撃墜された。当時の日本軍の航空隊の平均技量は開戦時より遙かに劣 り、開戦時のエースパイロットやベテランの熟練者達の持つ技量で行うことを前提にしたアウトレンジ戦法で2時間以上飛び続け敵艦隊を攻撃することはほぼ不可能に近かった。アメリカ軍は日本の攻撃隊がろくに回避運動もせずたやすく撃ち落とされたことを「マリアナの七面鳥撃ち」と呼んだ。また、日本海軍の空母が相手との距離を縮めないように同じ海域に留まっていたため、次々と敵潜水艦の餌食となってしまった。

これでも日本は本気で戦う気があったと言えるでしょうか?
決戦なら決戦らしく、敵と刺し違える覚悟で戦えばよいわけです。
しかし帝国海軍は本気では戦わなかった。
危険な仕事は飛行機に乗る若者たちに任せ、大人たちは戦場の外で見物していた。
戦う気がないならば降伏すればよいわけです。
しかし海軍首脳部は降伏する勇気もなかった。
こんな大人たちの優柔不断、無責任の犠牲になるのは誰か?
日本海軍の航空兵力はマリアナ沖決戦で壊滅したので、次のレイテ決戦では飛行機がありませんでした。
飛行機に襲われた船がいかに弱いかについてはこちらで書きましたが、
http://kayskayomura.com/node/100
そこで考え出されたのがカミカゼ特攻です。
神風特攻隊の平均年齢は18歳。
まだ高校生の若さです。

御盾隊隊員の遺した句

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「童貞の ままで行ったか 損な奴」
「アメリカと 戦うやつが ジャズを聴き」
「ジャズ恋し 早く平和が くればよい」
「勝敗は 我らの知った ことでなし」
「特攻へ 新聞記者の 美辞麗句」
「上官に 逆らう勇気 大事なり」
「我が命 惜しまずとも 国憎し」

かつて大人たちが優柔不断であるがゆえに若者たちが犠牲になった。
そしてその構図は現代に再現され、大人たちが現実を認めないから福島の子どもたちが次から次へとガンになる。

2年前の文章で僕は「放射能は日本のカルマ」と書きました。
カルマとは「清算されない限り繰り返される運命」のことです。
日本はカミカゼ特攻の清算をしたのか?
日本は原爆の清算をしたのか?
していないからいまだに慰霊碑にペンキが投げつけられるわけです。
福島原発が事故を起こしたのも、やはり清算が済んでいないからではないでしょうか。
広島原爆の責任は誰にあるのか?
その答えを日本人全員が見つけようとしない限り、放射能の悲劇は今後も繰り返されると僕は思います。

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コメント

WEB上での検索で日本の小児ガン(19歳以下)の子供がどのくらいいるのか調べてみたのですが19歳以下の人口は約2700万人、医療を受けている小児ガン患者は23、508人と言う事です。
19歳以下の人口に対して小児ガン患者は0.087%、約1100人に1人と言う事らしいのですが福島の子供約4万人に対し甲状腺ガンだけでも12人では0.029%、3397人に1人、従来の子供の甲状腺ガン確率を考えれば異常な高さです。偶然という言葉で逃げるつもりでしょうか。

時間の経過により放射能影響の可能性を否定する事は医学の過ちを助長する結果に繋がります。放射線の性質の間違った知識を受け付ける結果になってしまいます。大罪です。

原爆利用は実験の為と捉える事が有力だと思いますがまた山本五十六フリーメーソン説などスパイ疑惑もあり原爆投下は避けられない日本の運命だったと思います。
しかし実験であろうとこのような状況がスムーズに運んでしまったのは日本の優柔不断さ、この悲惨な結果を招きやすくしてしまったのは日本であると思います。

日本は神の国とか言われてるみたいですがゆういつ日本にだけに原爆が使用されたのは神の国である日本が絶対に原爆、核の使用をしてはいけないと世界に分からせる役目を与えられている国とも捉えられるような気がします。ドラゴンの国、善なる存在は悲惨な経験により悪に傾かず善を理解させる。原爆に耐えた国だから善なるドラゴンになる事が出来る国、神の国になれる日本民族だと思います。

大村京佑さんのユーザアバター

山本五十六スパイ説はとても興味深いテーマですね。
五十六以外の誰もが反対した真珠湾攻撃。
そしてジャングルでの疑惑の死。
パッと見は妙に説得力がある。

神について考えない日本が神の国だとは思いませんが、原爆をに向き合う運命を与えられてはいると思います。

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